2010/02/08
今、日本の住宅は長期優良住宅とか、ECOポイントとか
高耐久、省エネルギーの家が増えてきています。
ところが住宅の建替えによる寿命は、30年ですよ! 日本以外の先進国ではアメリカで55年、イギリスでは77年にもなるんです。
ある記事の中で、
ヨーロッパの人々の生活を見て「羨ましい」と感じたことはありませんか?
正直、私はありました。なんとなく余裕を感じるライフスタイルに‥
「日本とヨーロッパの生活の違いを生んでいる原因のひとつが住宅にある」という意見があるようです。
住宅の建替えによるコストはとてつもなく大きいですよね。
建てるときは、永く住める家‥と言って性能を求めます。しかし、建替えは、住宅の性能寿命からくるものではありません。
住む人の欲求によるものです。 贅沢なのか我がままなのか分りませんが、
ヨーロッパの人たちに胸を張って言えるほど、日本人は今住んでいる家(住まい)を大切に思っているのでしょうか。
住む側だけではありません。
日本の住宅価値は30年で無くなってしまうのはおかしいですね。 こうした状況のなかで、住宅を本当の意味での資産だと考える人はいるでしょうか‥と、
良いものをつくり、永く大切に使う(大切に思う気持ち)。それがこれからの住まいづくりにおける賢い選択ではないでしょうか‥
幾世代も住んでみたいと思う家をつくっていきたいです。