2009/10/09
先日、公共放送の特集番組でONのことを放送していました。
ONといっても、スイッチオンのONではなくて、
それは誰もが知っている巨人軍の黄金時代を築いた王、長島のことです。
王さんは皆さんよくご存知の通り、努力の秀才として、長島さんは陽気な天才として知られています。
しかし、実は長島さんも王さんと同様に努力の秀才で、
寝てもさめても暇さえあれば素振りをして練習をしていたということでした。
長島さんのイメージからすると、そんな感じはなく、
勿論プロですからそれなりの厳しい練習はしていたと思いますが。
移動先の旅館に到着した途端、バットを取り出し旅館の部屋で素振りをはじめたり、
取材を受けている途中に時間ができれば素振りをはじめたりと。
まさに練習しなければ何も始まらないという毎日だったそうです。
「ファンには恥ずかしいプレーは見せられません。良いプレーを見せて喜んでいただかないと。
ファンあっての私ですから。
練習している姿、苦しい姿をファンには見せるものではありません。プロなんですから。
プロはグラウンドでファンに喜んでもらえるように一人で一生懸命練習すればいいんです。
プロなんですから。」
病気の後遺症でうまく話せない様子でしたが、ニコニコしながら素朴に力強く話す長島さんの姿に、
言葉にあらわせない、何か胸が熱くなる感動がありました。