2021/05/12
こんにちは。
コロナ禍にて先日再び愛知県でも緊急事態宣言となりましたが、皆様どうお過ごしでしょうか?
まだまだ油断の出来ない状況ではございますが、一人ひとり出来ることを引き続き気を付けていきましょう!
今日は隣接している高浜市についてお話をしたいと思います。
高浜市は弊社も馴染みが深い、「三州瓦」の生産地として有名です。
三州瓦は、愛知県西三河地方の旧国名「三河」を意味する「三州」を冠とした粘土瓦のことをいい、石州瓦や淡路瓦と並ぶ日本三大瓦のひとつであり、日本最大の生産量を誇っています。
高浜市で瓦が作られるようになったのはおよそ300年前ごろで、瓦に適した粘土が掘れたことや、船便による運送が容易な場所であったことなどから、瓦産業が発達したと言われています。
瓦材の中にも様々な種類がございますが、今回は「鬼瓦」についてのお話です。
鬼瓦とは屋根の棟の末端に付ける装飾瓦で、人々と建物を災厄から守るための魔除けと装飾として古くから使用されています。
鬼瓦づくり専門の職人を「鬼師」といい、千年以上も前に大陸から伝わったものづくりの技をいまに伝え、未来に引き継ぐ職人です。
三河地区で採取される三河粘土を使い、鬼師の技術を徹底的に追求した手造りの鬼瓦は見事なものです。
高浜市の鬼師たちは住宅だけでなく、神社仏閣をはじめ、歌舞伎座や彦根城など全国で活躍しています。
と色々お話をしましたが、皆さんは知っていますか?
もう終わってしまいましたが、社会現象にもなったモノとコラボしていたことを。
それは「鬼滅の刃」です。
鬼瓦や鬼師の「鬼」つながりで鬼滅の刃とコラボしていたんです。
んー。と思いましたが子どもといっしょに高浜市に遊びに行ってきました。
子どもは大喜びで、私も瓦のことを知る機会となり、とても楽しかったです。
子どもにとっては鬼滅の刃がメインでしたが、イベント企画の中の鬼瓦づくりや美術館巡りなどで普段触れることや見ることが無いものに触れる機会があることは、とても大事なことだと思いました。
職人育成が難しい状況でもこういった機会が増えていき、興味を持つ人が増えていくと良いなと思います。
それではまた。